これから60歳を迎える人達に
[目次]
1 心の切り替えが必要です。
2 国の施策とは裏腹の企業の本音.
3 60歳を過ぎると満足できる再就職先は皆無.
1 心の切り替えが必要です。
こんにちわ。
先日のサントリー社長の新浪剛氏の45歳定年発言が物議を呼んでいます。
「45歳」は年功連動型の賃金制度が残る多くの日本企業では、サラリーマン人生の経済的収穫期に当たる時期であり、会社員の実感として若い頃に低賃金で我慢して働いてきたのだから、キャリアの後半になる中年期に高い報酬をもらうのは当然だと思っているはずですね。
事実これまでの制度を考えると、中年期を迎える社員の側に一定の期待を持つ権利はあるはずです。
また一般的なサラリーマンの45歳というと子供が中学から高校・大学の時期に差し掛かり一番物入りな時期に入る時期です。
こんな時期に定年は暴論ですが、この発言でわかるように経営者側は定年時期を早めようとしている意図が透けて見えます。
2 国の施策とは裏腹の企業の本音
一方国は今年4月施行の「改正高年齢者雇用安定法」により70歳までの継続雇用義務が
努力目標になり、社員本人さえ希望すれば、今いる会社で70歳まで働ける時代となりつ
つあります。
これを受けてメディアが「いよいよ生涯現役が当たり前になる」「“定年消滅”時代の到来だ」と煽っています。
しかし企業が本当にほしいのはシニアではなく、変化をいとわぬ柔軟性と、新しいテク
ノロジーを貪欲に自分のものにしていけるのは若い世代のはずです。
さらに、若手はシニアより給与を低く設定できるので、一層「若手 ウエルカム」「シ
ニアさようなら」が本音のはずですよね。
このような国と企業のミスマッチをなんとか埋めるのが国の重要な政策のはずです
が・・・税制面の少しの優遇策だけで環境整備等の具体的な対応方法等はは企業に丸投
げのようです。
3 60歳を過ぎると満足できる再就職先は皆無
しかし現実は定年の延長によって、今後もますます。追い出そうと圧力がかりやすい状況でなる傾向は続くでしょう。
そしてそのまま外に放り出されるわけです。
「これまでと同じような給料を得たい」
「これまでと似たようなポストにつきたい」
「これまでと近い仕事内容で活躍したい」
このような考え方は、すべていったん捨て去る必要があります。
30代、40代の最も活躍できた頃以上の給料やポスト、社会的地位を得られる可能性は極めて低いでしょう。
厳しいですが・・・・
皆様はどう思われるでしょうか。?
最後までお読み頂きありがとうございました。
明日以降もより良い日々をお過ごしください。
それでは失礼します