未来はユートピアかディストピアか?
@gZZALv9bi7uXo1m
[目次]
1,本の紹介
2,科学的的進歩の速さ
3,人間の社会的進歩は停滞したまま
1,本の紹介
こんにちわ。
今ベストセラーになっている、「ライフスパン 老いなき世界」デビッドAシンクレア著を読みました。
この本では
「老化は病気であり治療できるものであり、不安を抱く事はない」としてゲノム等の医療技術の進歩により、健康寿命が延びる事で、予想される利益を享受でき、また予想される課題や懸念点を解決する方法を提言しています。
医療に関する記述についてはよくわからない部分が多かったですが、その進歩はほぼ確実に実現する事はわかります。
2,科学的的進歩の凄さと速さ
過去50年間以上前の昔から今までに私達の目の前に起こった科学技術の進歩を見ればわかりますよね。
また私が小学生だった頃、日本はまだ貧しかったですが、それが今の日本は高齢者社会となり、今後は衰えていくにせよ、当時から比べると随分便利で豊かな社会になったものです。
またその頃のTVで見るアメリカのホームドラマでのアメリカの家庭の豊かさは日本とは格段の差があり羨ましく感じたものです。
筆者はこの本で医療技術の進歩に合わせてその利益を一部の富裕層だけではなく社会的全体が十分享受出来るよう努力しなければならないし、それは可能であるといっています。
3,人間の社会的進歩は停滞したまま
しかしいままでの世の中の経緯を見ても科学技術の進歩に応じて社会的な進歩もバランスよく発達してきたかというとそうではないし、これからもそうではないと思います。
アメリカについての今と昔を比べても貧富の格差や社会分断が進み、かってのユートピアと感じた国とはほど遠い情勢になっています。
繰り返しになりますが、医療技術をはじめとする科学的・技術的な進歩は今までががそうであったように今後も進化していくでしょう。
それらの進化の利益に皆が預かれるという事について筆者は、随分と楽観的にみているような気がしてなりません。
今話題のベーシックインカムについても「支給原資をどう捻出するのか」のついてはもちろん重要ですが、それよりも技術的な進歩によって「不要になった人達」に対する対応方法についての社会的な、また倫理的な対応に関する事のほうが重要だしすごく難しい問題になるのではないのか。
などと考えました。
以上がこの本を読んで思った事ですが、皆さんはどう感じられますか。?
参考まで図書を下記にコピーしておきます。
これからもより良い毎日がすごせますように。
それでは失礼します。