年金について知ってますか? その1
1 年金受給している人とこれから受給予定の人へ
2 年金受給者にとってのマクロ経済スライドとは
3 年金に対する不安について
尚 下記の本を引用・参考にしております。
1 年金受給している人とこれから受給予定の人へ
こんにちわ。
年金については、これから支給額が先細りしていき、特に若い世代にとって将来的には破綻するので払っても損だから払うな等の論調をオピニオンリーダー的な人たちがしています。
ここでは年金を現在受給している65歳以降と、これから近いうちに受給予定の65歳までの人にとって大変重要な事項に絞って書いていこうと思います。
2 年金受給者にとってのマクロ経済スライドとは
私のような65歳以降で現在年金を受給中の人にとっては少なくとも、将来的にずっと年金の受給額が同じなはずですから、不安な事はインフレによる生活費の上昇での年金額のどの程度目減りするかだけでしょう。
マクロ経済スライドについて一般的な理解では「現在の現役と年金受給者の負担と給付のバランスを調整する役割」ですが、ちょっと違うようです。
より正確には
・向こう100年間の収入合計をまず決め、その収入合計という固定したパイに合うように給付額を自動的に調整していく事で給付額を少なくする。
・それにより余った部分を将来の高齢者つまり現役世代に回す事が出来る。
・しかし調整は「前年度の年金給付の水準を下回らない範囲でしかできない」という
しばりルールがあるため、なかなか発動できていない状態でこのしばりをはずすと高齢者の年金をカットする事になって、高齢者いじめの声が大きくなり、選挙で票を失ないたくない政治家がなかなか発動させない。
という事のようです。
これは「今のままでは将来の年金額が先細りるになるけどしょうがない」のか「今もらえる金額を少し我慢して減らして将来の子供や孫に取って置いてあげる」のかどちらかという事です。
この事が「若者は払い損」という誤解を生んでいる大きな原因ですね。
3 年金に対する不安について
以下の事が年金に対する世間の常識で認識しているようですね。
・年金財政は赤字については
国の一般会計は大赤字ですが、年金積立金は190兆円あり、それが運用されており単年度にマイナスになる事はあっても累積では増えており、積立額は毎年の給付額の4,9年分もあり、他の先進国に比べても多い。
・若者は払い損については
20代の人達も払い込んだ樂の2倍以上を受け取れる(労使折半のため)
・未納者が4割もいる事については
日本国民全体の4割ではない
自営業者・フリーランス・無職の人が加入する1号保険での未納者は半数いるが生活困窮で納付免除や猶予の人を除いた真の未払い者は日本国民全体の1,85%しかいない
という事です。
最後までお読み頂きありがとうございました。
明日以降もより良い日々をお過ごしください。
それでは失礼します