老後になって破綻する人について
1 老後破綻する人の大部分は、サラリーマンではなく、自営業者
2 老後破綻する当人たちはどう思っているのか
アリ的な人生は勝ち組でキリギリス的な人生は負け組か?
3 「正義か悪か」または「白か黒か」と決めつける風潮はどうにかならないか。
4 生活保護は権利として受給できるハードルを緩めるべき
1 老後破綻する人の大部分は、サラリーマンではなく、自営業者
こんにちわ
老後破綻にかんするTV等の特集を時々目にします。
そういった人たちの救済に関わっているボランティア活動者によると、高齢に
なってからの生活破綻者の大部分の人が自営業者で、景気が良い頃は羽振りの
良い生活をして老後に備えての貯蓄等考えず、刹那的な日々を送った結果破綻して
しまったとの事。
番組もそういう人達を人生の敗北者的に捉えた見方をしていて、そうならない
ように計画性を持ち、貯蓄や投資するように促している意図があるように思える内容
でした。
2 老後破綻する当人たちはどう思っているのか
アリ的な人生は正しく キリギリス的な人生の敗北者か?
ところで老後破綻した当人達はどう思っているのでしょうか?
「オレは、今は困窮したみじめな生活をしているが、商売が上手く行っていた
時期もあり、その時は思い切り遊びもして十分楽しい思いもした人生だった。
悔いはない」
という人も相当いるのではないでしょうか。
こういった人たちはキリギリス的な人生を送った人ですね。
それに比べ私もそうですが、実直にコツコツとサラリーマンを勤め上げ老後は
多少なりとも蓄えがあり、慎ましくも経済的には破綻せず老後を送っている人
についてはアリ的な人生と言えそうです。
ところでこの年になったから思うのは、これから人生をもう一度やり直せると
したらアリかキリギリスのどっちが良いかという場合、キリギリス的な人生を
選びたい人が(私もそうですが)がかなりいるのではないかと思います。
その人の器や器量と言ったものがあり、また生きてきた環境等もあるのでしょう
けど「どちらが勝ちでまた負け」かというのは言えないし、もちろん正しい
間違いの話でもない。
犯罪行為をしない限り、1度の人生だから面白可笑しく生きた方が良かったと
思う人は絶対に居るはずだし、その考え方はごく自然で当たり前だと思います。
そもそも20代や30代の頃に、はるか先の老後の事なんか考えてなかったはず
ですし、それよりもその時々の生活をどうにか過ごす事で終わっていましたから。
おおよそアリ的な生活者の殆どがそうであったと思います。
3 「正義か悪か」または「白か黒か」と決めつける風潮はどうにかならないか。
にも拘わらず、メディアの論調については「これは正しくこれは間違い」という
妙な道徳観で白黒つけたがっているようです。。
これどうにかなりませんかね。。
4生活保護は権利として受給できるはずで、受給できるハードルを緩めるべき
最後に生活保護について
色々な縛りがあり、受給する事についてうしろめたさが世間ではあるみたい
ですね。
でも私が変わっているのかもしれませんが、生活保護はその必要があるのなら
権利として堂々と受給できるようにするべきだと思っています。
遠い将来には、ベーシックインカムが導入される可能性がありますが、
生活保護の仕切りをもっと低くして受給者意識を変えるようにして
権利として生活困窮者の誰でも簡単に受けられるする必要が有りますね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
明日以降もより良い日々をお過ごしください。
それでは失礼します