人は老後のために蓄えた資産を使わずに死んでいく!
1 概して、人々は自分の資産を使い始める(取り崩す)のが非常に遅い
2 60代から90代までの退職者全体ではどうか?
3 保有資産の多い少ないにかかわらず死ぬまでに使い切っている人はいない
4 お金の有意義な使い方を意識する
こんにちわ
以前に下記のブログでも書きましたが、殆どの人が老後の間に持っているお金を使いきれずに亡くなっているようです。
世間には「老後に備えてお金を増やしましょう」という情報があふれているのに、その逆の「老後は悔いの無いようにお金を使い切りましょう」という話はとんと目にしません。
まあ私を含めて人はいつ死ぬかわからない事もありますが、「有意義に使いきる」こともいわゆる蓄財と同じくらい大切な事だと思っています。
以下ビルパーキンスの著書から引用します。
1 概して、人々は自分の資産を使い始める(取り崩す)のが非常に遅い
60代から90代までの退職者全体ではどうか?
年齢を問わず世帯支出と世帯収入の中央値比はほぼ1:1だった。つまり、いつまでも収入と同程度しか支出をしない傾向にあり、退職しても資産には手をつけない
2 保有資産の多い少ないにかかわらず、死ぬまでに使い切っている人はいない
資産額が多い人々(退職前に50万ドル以上)は、20年後または死亡するまでにその金額の11.8%しか使っておらず、88%以上を残して亡くなっている。
また資産額が少ない人々(退職前に20万ドル未満)は、老後に資産を使う割合が高い(同額の支出でも、資産が多い人に比べて支出の割合が大きくなるためだろう)。だがこのグループでも、退職後の18年間で資産の4分の1しか減っていない。
4 お金の有意義な使い方を意識する
ルール1――「今しかできないこと」に投資する
ルール2――一刻も早く経験に投資する
ルール3――ゼロで死ぬ
ルール4――人生最後の日を意識する
ルール5――子どもには死ぬ「前」に与える
ルール6――金、健康、時間のバランスを最適化する
ルール7――やりたいことの「賞味期限」を意識する
全退職者の3分の1が、なんと退職後に資産を増やしている。資産を取り崩すのではなく、反対に富を増やし続けていた。
退職後も安定した収入源が保証されている年金受給者の場合、退職後の18年間で使った資産はわずか4%と、非年金受給者の34%に比べてはるかに少なかった
つまり、現役時代に「老後のために貯蓄する」と言っていた人も、いざ退職したらその金を十分に使っていない。「ゼロで死ぬ」どころか、そもそも生きているうちにできるだけ金を使おうとすらしていないように見える。
いくつになってもお金はあるに越した事はないとか万が一に備えてとかの理由もわからないではないですが・・・・
バランスよくお金を使いたいものですね。!
明日以降もより良い日々をお過ごしください。
それでは失礼します.